メンタル コンフリクト

エンジニアとしてのメンタル コンフリクトが起こっている

この記事は、もともと はてなブログの方 に書いていたものを、本ブログに移行したものです。移行した理由は、このブログのコンテンツが最初は少ないため、中途半端に書いた昔の記事でかさ増しするためです。


ただのポエムだが、 Qiita の方針に沿うように、一応技術ネタを書いておいた。

最初 Qiita に書こうと思ったが、さすがに止めた笑

前提

  • 今年 26 歳
  • 2 社経験してからのフリーランス
  • 自称フルスタックエンジニア

メンタル コンフリクト

感情を吐露するような文章だが、メンタル コンフリクトが起こっている。

どのようなコンフリクトかというと

  • 技術者として「こうあるべき」「理想の設計、実装」があるし、追い求めたい…
  • …のに、「別によくね」という感情が湧き出てくる

経緯

最近思うのが、技術に関心が無くなってきた。 技術といっても、 Web 系にまつわるもの、 JavaScript とか。

サーバーサイドもフロントエンドもアプリもインフラも、曲がりなりにも大体できるようになってきて、いやもちろんスケーラビリティとか仕様変更に耐える柔軟な設計とか考えると、勉強することばかりなんだが、

「そんなに勉強する必要あるのか?」

っていう気がしてきてしまった節がある。

ただ、長い人生、そんな感じになっているおじさんと接しながら仕事したこともあるので、その時は「こうならないようにしよう」「技術を追い求めたい」「知的好奇心を失っちゃいけない」などと思っていた。

プログラマ 35 歳定年説とかクソ食らえと思っていたし、今でも思っているが、それも致し方ない、などと思ってしまう節がある。

特に、フリーランスというのもあるかもしれない。確かに収入は増えたし、税務の知識なども得たが、なんとなく頭打ちな気がしている。もちろん技術を追っていけば、市場価値は上がるのかもしれないが、俗に言うにラットレースな感じがしている。 一生これをやって生きていくのか、と。

原因

現実を分かってきたのかな、という気がする。

ちょっと前に Impostor Syndrome(詐欺師症候群)と Qiita について というエモい記事を書いたのだが、いくら勉強しても、いくらアウトプットしても、「まだまだ上にはいけない」感がすごい。上って何なんだろう、という徒労に似たものも感じている。

技術に関して考える時間も減ってきた。手を動かす時間もそうだが、例えば飯を食べている時、シャワーを浴びている時など、以前であれば何かしらのドキュメントを読んだり、「あーこれってどういうことなんだろう」という思索にふけっていたりしたものだが、最近はもっと刹那的、享楽的なことばかり考えている。

具体的には、近所の「中華や」でご飯食べながら、置いてあるクレヨンしんちゃんを読むのか、 TypeScript の Release Notes を読むのか。

ちなみに、最近の TypeScript (3.1) では、Promise 使った関数を async/await で自動変換できるらしい。何という強力なエディタ支援機能。

https://twitter.com/typescriptlang/status/1045326697401389057

これ、 VSCode ならいい感じにやってくれるっぽいけど、 Vim でどうやるんだろう。

という時に、昔なら TSServer の仕様を調べたりしてどうにかやろうとしたのだろうか。せめてプラグインは探した気がする。 ただ、今は、別にいいかという気分になっている。もう俺の Vim だったらマクロでできるしなあ。そもそも最初から async/await で書くしなあ。

と、このような情報も、「一応キャッチアップしておくか」程度の気持ちで追っている。 以前は純粋な技術への関心であったはずだ。

今思えば、 Linux デスクトップから Macbook に変えたのも大きかったかもしれない。 Linux デスクトップの時は、俺が自分の最強のデスクトップ環境を作ってやる、という感じで、そのためならばどんなに時間を割いても構わない、クレジットカードの上限まで使ってでもやりたい、という感じだったのが、今はデフォルトの壁紙、 Mac のショートカットに自分を合わせていくようになった。

まあ、洗練されたデスクトップ環境である OSX が入った Macbook 買ったらクレジットカードの上限に達したので、目的は達成したのかもしれない。

ではどうするのか

では技術への関心が薄れてきたから、他の仕事をやる、というのはあまり想像したくない。

営業などもやったことはあるが、やはり自分にはプログラミングが向いていると思うし、何より「プログラミング飽きたから営業やる」というのは、何か逃げたような気がしてしまう、という変なこだわりがある。

もちろん、元エンジニアの PM/Director/Sales … の方々を否定するつもりは全く無いし、むしろ尊敬している。自分の場合は首を絞めているだけかもしれない。

個人的な目標としては、やはり技術で頑張りたい。もちろん、周辺のビジネス的な知識・経験だったり、語学だったり、必要なことは何でもやるつもりではあるが、根本は技術者として一流になりたい。

解決策

技術について、情熱を取り戻す。

最新の情報は追っていきたいし、根本的な部分も知りたい。柔軟な設計もちゃんとできるようになりたい。

最近、PC の前に座る時間が減ってきた。暇さえあれば享楽的な時間を過ごしている。何なら仕事もそんなにしていない。 これは良くない。

とりあえず、行動指針を書いておく。

  • 寝っ転がりながら何かをするのをやめる。机に座る。そしたらプログラミング始めるかもしれない。
  • 技術について考える。
  • 何でも良いから、ドキュメントやコードを読む。

まだ思索は続きそうだが、とりあえず、技術についての関心は失いたくない。 アイデンティティが相克している。

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