今回ブログを開設するにあたって、試行錯誤したログを残しておく。
最近は Wordpress とかはめっきり使われなくなってきており、ブログを作るのは静的サイトジェネレーターと呼ばれる手法が主流になっている。代表的なツールは
- Jekyll (Ruby)
- Hugo (Go)
- Zola (Rust)
- Gatsby (JavaScript)
他にも色々あるだろうが、とりあえず上記を検討した。
Jekyll は Ruby でインストールなどでつまずきたくなかったため除外。
Gatsby は簡単なブログよりも、企業サイトなど作り込みたい時に使うイメージで、再利用可能なテーマとかも無さそうなのでやめた。 前に仕事で使った時にトラブルが多かったのと、 GraphQL でやる理由もよくわからないのであまり好きではない。
現在は Hugo で運用しているが、意外と不満が多くて、 Zola に乗り換えようと思っている。
最初、 arabica
というとてもミニマルなテーマを使っていたのだが、さすがに機能が少なすぎたので、人気の hugo-theme-stack
を使うことにした。これはデザインが素晴らしいと思ったが、 Summary を自動生成できないのが不満だ。 Summary というのは、記事の最初の 70 文字を自動的に記事一覧ページに表示してくれる Hugo の標準機能なのだが、これは hugo-theme-stack
では使えなくなっている。その理由は、単純に 70 文字とか固定長の文字列で区切ると、変な切れ方をするから、それが好きではない。だから記事に手動で Summary を設定してくれという思想らしい。それは理解できるが、自分はそこまで拘らなくてもよいと思ったのと、何より Hugo の標準機能を削ってくるのには驚いた。
hugo-theme-stack
をカスタマイズして対応しようかと思ったが、ローカルでそれっぽいところを編集しても変わらなかったので、一旦諦めて description を手入力することにした。
そして、デプロイしようと思ったのだが、 Cloudflare Pages でビルドしようとした時だけ、ビルドエラーが発生するという問題に直面した。 git submodule の問題かと思って submodule を外してみたりしたが、解決しなかった。エラーログはこんな感じ。
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同じことを経験している人がいた。Hugo のバージョンの問題らしいので、ビルドの設定をいじって解決した。
部署到 cloudflare page 时报错 · Issue #290 · CaiJimmy/hugo-theme-stack
バージョンの指定方法はこちら。該当の Issue にもコメントしておいた。
Deploy a Hugo site · Cloudflare Pages docs
このような試行錯誤があったものの、とりあえず Hugo + hugo-theme-stack
での運用はできているので、今んとここれでいこうとは思うが、 Zola の方がシンプルで良さそうな気がしており、将来的に移行したい。 Zola に関しては、下記の Reddit のスレで議論されている。Hugo から Zola に移行した人も多いようだ。
この辺りはテキストエディタでいうところの Vim から Neovim に移行するのと似ている。どちらが優れているわけではなく、新しいものを試して自分に合ったスタックを育てていく。
Migrated my blog from Hugo to Zola on the first day of 2021 and it’s amazing : rust
とりあえずミニマムにブログを始めたいというところで、あまりテーマとか機能にこだわりすぎると本末転倒なので、一旦 Hugo で進めていきたい。ある程度コンテンツが溜まった段階で、 Zola で自作のテーマで動かすなどやってみたいと思っている。
昨日に続き、今日も書いてしまった。毎日書いてしまうと続かないのは目に見えているので、何か変化が合った時に更新するようにしたていきたい。次は自分の開発環境や、勉強中の強化学習に関するモチベーションみたいなところを書きたい。